当社はRFIDを活用した開発業務をメインに行っている会社です。

そもそもHASTEM株式会社が立ち上がったのは代表の私自身の経歴からスタートしました。滋賀県内にあるベアリングメーカーに12年勤務し、技術スタッフとして設備の修理や新技術に開発に携わるなかで病気で約1年半休職後、生産技術部に異動。

設備管理や予算管理（工場運営・投資など）、購買、設備能力などの業務に携わり、海外出張の際に出会ったのがRFIDでした。

私の勤務先である工場には何万点もの資産があり、全ての棚卸しに2年半もの時間を費やしていました。常日頃から「これをなんとかできないか。もっと効率的に作業できないものか」と考えていたこともあり、RFIDを日本に持ち帰り導入したいと考えた私は、会社に相談を持ちかけます。「よいものなら、一度やってみたらいい」との声に後押しされ、導入したことで、課題は大きく改善することができました。

更にはアメリカに本社を置くImpinjの日本人スタッフともつながる機会を得てRFIDを独学で学びを深める日々。転機となったのは、ItemSenseが公表される前に、私自身のパソコンのなかで同じものを作り上げていたことです。他にも、他社でまだ導入されていない仕組みを自ら作ったことが、HASTEM株式会社のスタートに関わっています。

私の中でRFIDは、あくまで“電波遊び”の一種です。だからこそ、面白く、新たな依頼にワクワクします。